大変お待たせいたしました
漣のパーツ表が完成いたしましたので更新いたします。
パーツ表は全3枚、パーツ数は計64パーツとなっております。
今回大部分のパーツを
沙村フクセイ様にお願い致しました。大変有難うございました。
一人での複製はとても大変だったので、今回は地獄に仏でした。
1,7,8,9,13,26~45,47~64のパーツです。
パーツ表面のざらつきは離型剤の粉で、脱脂などの洗浄をすればきれいになります。
パーツ表ですが、印刷できる方は印刷して頂いて、PC上でしたらウィンドウズペイントなどで読み込んで頂いて、パーツ番号の横の空欄に印をつけながら確認して頂くとスムーズにチェックが終わると思います。
特に注意して頂きたいのはパーツ番号の「36,37,48,55,57」のパーツで、小さすぎてバリやゴミに見えてしまう可能性があります
「55,57」はランナークズに見えてしまうので捨てないようにご注意を…
万が一捨ててしまっても、プラ棒をドライヤーでぐにゃっと曲げれば完成なのでなんとかなります。
以下の3枚になります。
こちらは艤装やマストの作例です
以上です。
漣の公式キャライラスト(ゲーム中の絵ですね)をご覧頂ければ大体どれがどこのパーツというのがお分かり頂けるとは思うのですが、わかりづらい場所の組み立てについて記述致します。
・パーツ表1の9,13は三連装魚雷発射管の土台に当たるパーツです。
脚部分に軽くはめてみて頂ければ左右どちらの脚用なのか分かるようになっています。
発射管を取り付けると自重で落ちてしまうと思うので、脚に軸打ちして取り付けて下さい。
魚雷発射管は9,13の平たい面の上の突起部分にはめて、発射管が回転するように取り付ける形で軸打ちします。発射管の裏面のダボを掘り込むなど工作を行って下さい。
ちなみに魚雷発射管は左右違いはございませんのでどちらをはめても大丈夫です。
・発射管に14~25の魚雷をはめ込んだ時に魚雷同士が干渉した場合は少しづつ削り、調整して下さい。ちなみに自分は魚雷自身は軸打ちせず、発射管を掘り込み、くっつき虫でむにゅっとはめこんでいます。
・パーツ表2の27と30ですが、当方の工作の精度が足りずはめるときにかなり干渉します。
カーボン紙などを挟み、干渉部分を削り取りながらはめて下さい。最後に木部用パテなどで隙間をむにゅっと調整して頂ければと思います。今回自分はそのように工作しました。
襟足ともみあげ部分はシリコン型での型抜き時に欠損する可能性が高かったため、一体となっております。お好みの形にしてあげて下さい。
・3,35,37など、小物は軸打ちなどせず、くっつき虫や小さく切った両面テープなどで取り付けて下さい。してもよいですが、小さいので破損の恐れがあります。
・パーツ表3の43,45(以下本体),46,47,48,49,50は連装砲のパーツです。
43は本体背面にうっすらとダボがあるのでそのあたりに取り付けます。
46は回転盤ですので、本体の底面に突起部分を上面にして軸打ちし、本体が回転するようにします。
46の底面に持ち手である47をセンターに取り付け、48は47と平行になるように端に取り付けます
4つ目の図表右下に作例がありますので参考になさって下さい。
49と50は連装砲の砲塔のカバー部分です。砲塔部分は付属しておりません。カバーを本体に差し込み、2mm~3mmのプラ棒や金属線を20mmほど先端にくっつけて頂ければ砲塔の出来上がりです。プラ棒ならば、先端の真ん中を少しえぐることで筒表現に見せることが出来ます。WAVEから出ているプラパイプだとらくちんです。
・51~54は脚部分のベルトパーツです。試にはめて、配置を確認してみて下さい。
配置が終わったら魚雷発射管の基礎パーツもはめてみます。隙間があると思いますので、その天地両方に半円に曲げた金属線をつないであげて下さい。ベルトと基礎が輪っかでつながっているような感じです。
・55,57はそれぞれ56,58の外側側面に接着して一つの艤装になります。例えば55を56,58どちらに接着しても大丈夫です。複製の都合上別パーツとなりました。お手数お掛け致します。
・59,63は61,62のかかと部分にはめ込むのですが、こちらは左右の区別があります。はめてみて頂いて、明らかに合わないと感じた場合もう片方をお試しください。
59,63の三角形の先端には0,5mm~1mmの金属線で15mmほどのアンテナを立てて下さい。(駆逐艦朧のイラストの脚部分が分かりやすいかと思います)
●マストについて
5枚目の画像にマストの製作過程がまとめてあります。
右上に簡略化したマストの図がありますが、色によってどの部分がどの部分の後ろになるのかが分かるようになっていますのでご確認ください。
・手順(画像に準拠して説明いたします)
1.背面艤装の煙突を組み立てた状態で、土台部分にマストの足掛かりになるアタリの穴を軽く開けます。センターのアタリは煙突正面で、艤装の端の当たりに開けます。
2.1のマストをセンターのアタリにひっかけて煙突に寄り掛かるようにします。マスキングテープなどで軽く固定するとやりやすいと思います。
3.その後8,9を左右のアタリにひっかけて、先端が1のマストの背面で交わるようにします。まずそこを瞬間接着剤で固定してしまいましょう。
4.次に7のマストを1と8,9の間に挟み、上部に滑らせていきます。軽くぶつかれば、そこが接着点です。接着してしまいます。無理にこじると先ほどの接着部が破損しますのでご注意下さい。
5.8,9の交点接着部を起点に、5,6を1の背面に接着します。角度は画像をご参照下さい。
6.2のマストを1の「前面」に接着します。3,4も2のマストを起点に1の「前面」に交点を作り接着します。
7.最後にパーツ表1の4を画像の通りに接着し、1をマストの先端に乗せて接着すれば完成です。
自分の作例より良いやり方や、きれいなやり方がございましたら、そちらのやり方で完成させて頂ければと思います。
*マストのディティールアップについて
マストの簡略図に点々のようなものがついていたと思いますが、これは元イラストにあったディティールです。本来の艦だとこれは線などを中継するリールになっているのですが、イラストだとポッチのような形をしています。
これを表現するためにはコトブキヤなどから出ているリベットが都合がいいのですが、ぴったりのサイズを探すのも、用意するのも割合大変なので2mmぐらいのプラ棒を輪切りにして接着して表現します。お手軽なのでご面倒でなければ是非。
艤装は塗装後のドライブラシとウェザリング(ウォッシング?)で戦時中のゆがんだ鋳物感が出ますのでお試し下さい。…もともと歪んでいるので都合がいいですよ……
・脚部分の軸打ちについて
艤装の分割により足の軸打ちがかなり高難度となっています。一応ダボはありますが、一部削れてしまっている部分があります。片足づつ調整しながら行って下さい。
1.まず、凸部分に当たるダボを1周り弱小さくして下さい。気持ち、で結構です。
2.パーツ表3の56,58のパーツに穴を開けます。上部と下部の穴の跡に合わせて開けて下さい。
3.次に、その開けたパーツを脚にはめてみます。かっちりとはいかないですが…
4.はめたらマスキングテープでしっかり固定します。
5.下部から先ほどあけた穴に沿って脚部分に穴を通していきます。脚に通した穴は、ある程度遊びがあるとこの後都合がいいです。
6.56,58のパーツを脚から外し、今度は61,62のパーツにはめます。何となく、脚パーツも合わせてみて角度を確認して下さい。先ほどと同じように56,58と61,62をマスキングテープで固定し、穴を通していきます。
7.ここで、軸を通してみて下さい。56,58と61,62は概ね固定できたと思います。
8.最後に脚も組んでみて、先ほどの遊びを利用して角度を決定します。脚の穴にパテなどをを詰め、逆側にワセリンなどを塗り合体させます。
9.硬化時間が経過したら、ドライヤーなどで加熱して接合部のワセリンを溶かし、スムーズに分離させます。整形すれば軸うちの完了です。もう片方も同じように行いましょう。
自分は右脚から行いました。
説明書に記述する予定だった内容は、以上です。
その他、ここがよくわからないから説明してほしい、などお気軽にお問合せ下さい。
説明がくどくなってしまうかもしれませんが、お答え致します。
ググるといろいろ知識が落ちていますが、それでもわからないことはたくさんあると思いますから。
この記事に寄りまして不良パーツ交換、欠品パーツ請求は本日10/22より、一か月とさせていただきます。お早目にご確認くださいませ。
[1回]
PR